クローゼットに湿気がこもると、大切な洋服が台無しになってしまうこともありますよね。大切な服を守るためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。今回は、湿気対策のポイントや服の正しい保管方法を解説します。服をきれいに長く着るためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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クローゼットに湿気がこもるデメリット

クローゼットを覗いた時に「何となくジメジメする…」と感じることがありますよね。放置しがちなクローゼット内の湿気ですが、そのままにしておくと大切な洋服やクローゼットの木材にさまざまなトラブルを引き起こします。

 

まずクローゼット内に湿気が溜まると、保管している衣類にカビが生えてしまいます。カビは、気温や湿度が高めの環境を好むため、梅雨のクローゼット内は繁殖にうってつけの環境です。さらにカビは、ほこりや垢、脂、食べカスなどを養分にして成長します。湿気のこもったクローゼットに汚れた衣類をしまい込むことで、カビはどんどん繁殖してしまうでしょう。

 

さらに、カシミヤやシルク、綿などの素材は、湿気を含んだまま収納すると変色してしまいます。服のダメージを軽減するためにも、クローゼットは服の保管に適切な環境を保っておきましょう。

湿気対策のポイント

ここからは、梅雨が来る前に知りたい湿気対策のポイントを5つ紹介します。

換気をする

梅雨の季節だけでも、クローゼットのドアを開放し、常時換気をしておきましょう。来客が多いなどの理由で開けっ放しにしておくことが難しい場合には、カラッと晴れた天気の良い日にタンスやクローゼットを開けて、定期的に換気を行いましょう。その際、扇風機やサーキュレーターを使って風の循環を良くすると、さらに高い効果を得られます。

クローゼットには詰め込み過ぎない

クローゼット収納は、すっきりさせることを心がけましょう。衣類などがぎっしり、詰め込まれていると、湿気がこもってしまう原因になるため注意が必要です。カビは、ほこりを餌にして繁殖するため、クローゼット内の衛生面には常に気をつけておきましょう。不要なアイテムは手放し、余裕を持った掃除のしやすいスペースをキープすることで、カビが生えにくくなります。

湿気対策アイテムを使う

ドラッグストアやホームセンターには、湿気対策専用のアイテムがたくさん販売されています。除湿剤や湿気をとってくれるハンガー、珪藻土を使ったアイテムなど、さまざまなものがあるため、目的に合わせて選びましょう。

 

また押し入れやクローゼットに布団をしまう場合には、直接収納するのではなく、すのこを使うと通気性が良くなるのでおすすめです。布団の下と、壁に接する面、奥側にもすのこを立てて設置することで、より風通しが良くなります。

湿った服は入れない

汗を含んだ衣類や布団、生乾きのものをクローゼットにしまうと、湿気が充満してしまい他のものまで湿ってしまいます。雨や曇りが続くときには乾燥機などを使用し、しっかり乾かしてからしまうようにしましょう。

 

また梅雨が来る前に、クローゼットに保管してある衣類を一度全て出して太陽の光に当てましょう。しっかりと乾燥させてから収納することで、カビや虫を寄せ付けにくくなります。湿気の多い日には逆効果になってしまいますが、天気の良い日であれば数時間当てるだけでも効果的です。

クリーニング店のビニールカバーは外す

クリーニング店でかけてもらうビニール製のカバーを服にかけっぱなしにしていると、内側に湿気がこもってしまいます。クローゼットに収納する際には、必ずビニール袋を外しましょう。冠婚葬祭用など着る機会が少ない服であれば、通気性の良い不織布のカバーをかけておくことをおすすめします。

服を長持ちさせるための正しい保管方法

大切な服を長持ちさせるためには、衣類に合わせて保管法を変えることが大切です。以下で服の正しい保管方法を解説します。

吊るして保管する

織物製の生地の服の場合は、ハンガーに吊るす形で保管しましょう。織物とは、縦と横の糸を交錯させて作られた衣類です。ジャケットやスーツ、ブラウスなどが含まれます。

畳んで保管する

Tシャツやセーター、ポロシャツなどの編物製の生地の服は、伸縮性に富んでおり型崩れしやすいため、畳んで保管しましょう。

まとめ

湿気対策のポイントや服の正しい保管方法を解説しました。大切な服を長くきれいに着用するためには、保管方法が重要です。クローゼットに湿気をためないように工夫して、快適な空間を保ってくださいね。